SMBC日本シリーズですが、最初の2戦が終わりソフトバンクの2連勝。
2戦目については、ソフトバンク13-2巨人と、SBの圧勝です。
この内容について、野球評論家の森繁和氏が分析をしております。
セ・リーグとパ・リーグの野球の質の違いが結果に出ている。
普段からパワーピッチャーと対戦し、力勝負を繰り広げているパの野球が、セの王者に力にでている。
第2戦について、初回の3失点、打者7人に計26球を投げた今村はきつかったはず。
空振りこそ2球あったが、ファウルは1球もなし。
ソフトバンクの各打者は強く、鋭いスイングで打ち損じをしない。
甘いボールを確実に仕留めてくる。
今村も必死に低めに投げて抑えようとしていたが、ファウルでカウントを稼げないと苦しい。
この場面だけでも、セ・リーグとパ・リーグの野球の質の違いが如実に表れていた。
今村と対照的に石川のボールは強く、勢いに満ちていた。
初回は17球中、13球が直球だったが、巨人の打者はまるで対応できず、甘い球でも押し込まれてファウルになってしまう。
5回まで70球のうち15球がファウル。苦しいカウントに追い込まれ、ボール球を振る苦しい状況に陥っていた。
初戦の千賀も同じような状況になっていた。
石川や山本(オリックス)、則本昂(楽天)らパにはパワー系の投手が数多い。
この日150キロ超を連発した岩崎、杉山のように、救援投手もそうだ。
パの打者はパワーに対抗するために、より強いスイングが求められる。
その打者を抑えるためには、投手もさらに力のあるボールが必要になる。
この循環が現在のパの野球を生み出す土壌になっている。
もちろんDH制を導入しているのもその要因の一つだろう。
パはドラフト戦略からして違う。DH制、パワー野球にフィットする選手を獲得しようとする。
2回には甲斐が1ストライクからの2球目を中堅左に運んだ。9番打者にしてこのフルスイング。インパクトの瞬間の打球音が凄い。打者はスイングの強さ、速さ。投手は腕の振りの鋭さ。
その差が両チームの、そして両リーグの差になっていると言っていい。
森繁氏の分析のまとめ
1.セリーグとパリーグと質の差がある
①パリーグはパワー系の投手が多い
②パワー系に対するため、打者も鋭く強いスイングが求められる
③投手も、打者に対するために、更に腕の振りの素早さ等が求められる
④この循環がパリーグの土壌をつくる
2.DH制の有り無し
パリーグはDH制を導入しているため、ドラフト戦略でも、DHのためのパワー野球に対応する選手を獲得している。
森繁氏の分析についての感想
指摘は、その通りだと思います。
特にDH制については、考え方、戦略等もかわるので大きい違いだし要因の1つだと思います。
短期決戦においては、その考え方の違いが如実にでるのかもしれません。
しかし、ソフトバンクのこの短期決戦での強さは、実力勝負を余儀なくされていた、パリーグの歴史も関係しているようにも思います。
個々の選手の人気が高く選手がアイドルのようなメディア露出の多いセリーグ(特に巨人)と、勝たなければ露出もされない冷遇されていたパリーグの勝ちへの執念の歴史が如実に残っているような気もします。
もちろん、昨今ではSBが全球団で選手年俸の合計は最も高いし、人気選手も多いし、メディア露出も多いし、時代は変わっております。
今は、セもパも関係なく単にソフトバンクが強いだけ、という意見もあります。
しかし、パリーグにはここ一番に力を発揮する底力を感じてしまいます。
『勝てば官軍、負ければ・・・』のプロの世界です。
残りの試合で、専門家の分析を払拭するような、巨人のプライドを見せて欲しいと期待でします。
ネットでのコメントを紹介
巨人に入る、あるいは巨人戦のあるセリーグに入るというのが目標になった面もあるのかもしれないが
野茂がメジャーに行って、さらに上の尺度ができて
オリンピックにプロが出るようになり、WBCみたいな国際大会もでき
ってなると、パリーグは世界レベルで野球を見るようになったのかもな
一方でセリーグはまだ巨人中心の意識が残ってしまってる
20年前の選手の気持ちとして、パ・リーグに入団してしまった以上は人気者になりづらいし、でも球団はポスティングで出してくれるってことで、最初からメジャーを目指すようになったのかもな
そしたら変化球でかわすピッチングよりも力勝負で勝てるようになりたいと
パリーグの場合はメジャーへ行った投手が多くいたのもあるからな
まぁそうなるとどうしてもそういう連中が集まってくるし
それを見たさに客も少しは増えるしな
00年代に速球のいい若い投手が台頭したことが
その後のパリーグのスタイルを決定づけた一因やな
セリーグが弱いわけでもなく、パリーグが強いわけでもない。
ただソフバンが強いだけ。
ソフトバンクが短期戦に強いのはわかる
そんなに強いなら毎年優勝できると思うけど
それがなかなかできないのが長期戦の面白いところ
16年:一時独走しかけるも7月以降絶好調の日ハムに差される
18年;驚異的な追い上げするも9月に入ったら西武も同レベル以上に勝ちまくり追いつけず
19年:一時的に独走しかけるも夏西武の驚異的な追い上げで最後に差される
シーズン中は結構ツメが甘かったりする
今年はそんなことなかったけど
ただ、相手が阪神になりそうなら今回と同じようにペナント終盤に向けて手を抜いたかもしれない
同一リーグにせよ、セリーグにせよ、メジャーにせよ
FAで移籍しようって意識が強いのかもな
それにはチームで一番とかリーグで上位とかでも納得しないみたいなことで
トップ層がどんどん力を伸ばし、つられて全体の力量があがる
客が食いつくような速いストレート、すごいHRを球団経営としても外せなかった
ってのもパのスタイルを決定づけた一因やろねぇ
特にパリーグは存続の危機に00年代前後はあったからよりそこを重視するようになっていった
対して巨人戦で稼げるセリーグはそんなことしなくていいから
そこにあぐらをかいててあまり重視しなかった
で巨人人気低下とパのスタイルの確立がこの直近15年の差を生んだ背景やね
繊細な野球言うより小手先の野球やわな
パリーグの方が守備走塁打撃配球とよっぽど繊細だわ
それは野球をキャラゲーとして見てるから
選手一人一人に感情移入し易いのがセリーグ
野球の内容はパリーグの方が面白いよ
昇降格ありで1部リーグ・2部リーグと分けるべきだね
なんなら独立リーグと一緒になって3部リーグも作ったらいい
NPBファンが目を覚まさないと日本の野球は強くなれない
読売DHアリ SBDHナシ 読売の全試合ホーム
これくらいのハンデを与えても4タテされるレベルの差がある
この現実を受け入れて恥を忍んでSBに教えを乞うべきだと思うよ
ただSBの練習は肘や肩を簡単に壊したり精神患者が出るほど過酷だからそこまですべきかどうかはまた別問題だが勝つためにそこまでしてる
パの連中はそれを知ってるから浅村や西はSBの誘いなんか目もくれず他球団に行ったw
炭谷にするんだろうな
昭和の考え方古臭い
ネット時代で実力のパ人気もパ
果敢に攻めたと変な評価するから
パ・リーグ UFC
これだろ
パワー、シンプルのパ
知性すら感じなかったなあ
巨人は
昔から何も変わってないだろ
人気のセ実力のパなんて言葉は大昔からあるからな
セはかつて巨人が巨大戦力を持つことで
パのチャンピオンチームと張り合えていただけで
近年はそれもできなくなったということだろ
セ・リーグ出身の監督じゃなければ勝てるよ。
DHの有無が中長期的には差を生み出す要因の一つなってるのは確かだよ
白黒ついてから吠えろよ
ここで一点差まで迫れていたらわからなかったがダメでその直後に逆に満塁本塁打打たれて終了。
大差ついた試合でもこのようになんとか出来る可能性はあった。
ただ、今の巨人にはそこをなんとかする力はなさそうということ
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