『鬼滅の刃』の原画マンに聞いた給与明細で1日2000円?どういうことなのでしょう?これは、丸2日かかるカットが単価4000円という意味です。
飛ぶ鳥を落とす勢いの『鬼滅の刃』、映画の興行収入は300億円を超えまもなく国内歴代1位、TVも高視聴率、コンビニやショップの様々な食品やグッズでイラストが利用されています。
今年の6月に、アニメ制作を担当した会社の社長が、1億4000万円の脱税容疑で告発されましたが、恩恵を受けている人は笑いが止まらないでしょう。
これは、体を壊して辞めて、いまは企業で働いて、副業で『鬼滅の刃』の原画も請け負っている人の話です。
以前『バクマン』という漫画が、業界の裏側を描いていましたが、作画現場は極貧という状況のようです。
・作品の儲けはアニメ制作会社の社長やプロデューサーへ。アニメーターは社員ではなく個人事業主扱いなので、還元されることは基本的にない。
・作画のクオリティもスピードもハイレベルなトップクラスの原画マンで、月に何百時間も働いてやっと月収100万円という世界。
・アニメーターは、「原画マン」と「動画マン」に分かれる。動画マンとして技量を認められたら原画を任されるパターンが多い。
・私の新人時代は月の労働時間400時間超え。過労死と言われるレベルの倍。動画一枚の単価が170円、最高月収で17万円ぐらい。十数年たった今でも、単価は240円止まり。1カットの単価は一律4000円。
・走ったり、戦ったりの複雑なカットだと丸2日掛かってしまう。つまり丸1日頑張って2000円です。
・アニメーターの平均月収は、約20万円
厳しい世界だと思いますが、外注ですし請け負う契約内容が問題なように思います。
安くないと仕事が受注できないというなら、業界を変えていく動きが必要でしょう。
せめて、ヒットや売上部数により還元があるとか夢があったらいいのですが。
ただ、単価を見直す動きと、変わらない現状と2極化とのコメントもあります。
好きなことを仕事にすると嫌いになるから良くない!という人もいます。
しかし、それでも好きなら続ければいいし、嫌なら他の道を選択する早期決断が必要でしょう。
『原画マンの安い単価』についてSNSの反応は?
『原画マンの安い単価』についてSNSの反応は?
ファーストガンダムの安彦良和はイラスト集がバカ売れして印税で家を建て、出版の方が割りがいいことに気づいて漫画家になった
ORIGINのコミックの印税とか笑いが止まらんだろ
外注は諦めるしかないな
やりたい人間がいくらでもいるから給料上がんない
でも「丸2日かかるカットが単価4000円」は単純に仕事が遅いだけだと思うよ
単価が安いカットはもっと早く仕上げなきゃ
手の遅い人は向いてない
引き受ける前にちゃんと単価交渉しないと。
リテイクが発生すると描き直しに時間もコストもかかる
そうするとあれよあれよという間に利益が消えていって赤字におちいる
たまにうまく行って利益が出たらデジタル移行のために設備投資に金がかかる
儲かったからといってアニメーターに金が回るわけがないんだなー
丸2日はこの人の作業速度の問題でワンカット4000円で仕事を受けたって話だよね
ワンカット1時間で作っても4000円だからね
大ヒット漫画の原作者と工場のライン工ではそりゃ違うよねって話だな
10数年前に新人で身体壊して辞めた(まあここまではそこまで特定されないだろう)
外注担当で17シーン程(この辺からかなり絞られる)単価4000円(担当次第で単価変えてたらこれもヤバイ)
実働6日(納品までの日程で絞られてくる?)
外野はわからなくても内部ではアイツだなと言われそうな予感
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