大河『麒麟が来る』は、明智光秀の生存ともとれる、結末は視聴者に委ねるというラストで幕を閉じました。
この結末に、大河では珍しく?絶賛のコメントが多く見られます。
<最終回のネタバレ>
まず「麒麟」の意味ですが『王が仁のある政治を行う時に現れるという聖なる獣』ということで、『明智光秀』もしくは『本能寺の変』をその聖獣に例えたタイトルでした。
さて、物語のクライマックスは、戦国最大のミステリーとも言われる「本能寺の変」。
苦悩と切なさがある本能寺の変でした。
その、本能寺の変から3年後に、高山城へ向かう途中で、駒(門脇麦)は備後・鞆(とも)の浦に立ち寄り、足利義昭(滝藤賢一)と再会します。
駒は次のように言います。
「ご存じでございましょうか?十兵衛様が生きておいでになるという噂があるのを。私も聞いて驚いたのですが、実は密かに丹波の山奥に潜み、いつかまた立ち上がる日に備えておいでだというのです」
そして、駒は市場で『ある侍』の姿を見つけ、追い掛けたが、姿を見失います。「十兵衛様!?」。
ラストシーンで、その侍は馬を駆って地平線に向かっていました。
このラストは、生存説であって、駒が最後に見た侍は『明智光秀』だったかどうかは定かではありません。
見間違いだったかもしれませんし、幻だったかもしれません。
多くの方が納得のラストだったのかもしれませんし、脚本で結論をださない中途半端な終わりともいえるのかもしれません。
<制作統括プロデューサーのコメント>
『麒麟がくる』最終回で、明智光秀(らしきもの)は本能寺の変の3年後も大地を駆け抜けていきました!あの方は、生きていた光秀で、のちに家康を助けるのか、または駒が見た希望の幻なのか、はたまた、ただの他人の空似なのか…それは視聴者の皆様方のご想像にお任せします!」
「私個人の見解としては、光秀はその後、我々が生きる未来社会に降り立ち、混迷する現代の世でも麒麟を求めて私たちを導いてくれるような気がしてなりません。とにもかくにも、最後までご視聴ありがとうございました!」
多くの方がSNSやネットでは、このラストを絶賛していますが、当然、逆の意見もあります。
<ラストの肯定派>
●いろんな説があるからこその終わり方!
●天海になって、太平に尽力したと思いたい。義経だってチンギスハンになった説信じたい!
●今回の大河の明智十兵衛光秀にはこのラストが相応しい
●歴代最高の本能寺の変
●最後に十兵衛の幻影?を見た駒が角を曲がったところにあったのは京の城壁のみ、というラストシーンも良かった。あの城壁を直したのは信長なんだよね
<ラストの否定派>
●山崎の戦いや、本能寺の変の苦悩を描いて欲しかった
●フィクションでも、その後をもっと描いて欲しい
●奇麗すぎるのではないか?儚く散った光秀の夢が見たかった
●どっちつかずのラストは良くない!
筆者としましては、素敵な最終回!もめない最終回!明智光秀を一人のヒーローとした最終回という印象でした。
こういうミステリアスに終らすことは消化不良で不満が多くなる傾向にあると思いますが、この『作品』と『明智光秀』については、これが一番良かったと思います。こうせざるを得ないという気もしました。
大河『麒麟が来る』最終回!ネットでの感想は?
明智光秀の物語なのに山崎の戦いをまるっとはしょるのはなぁ・・・
なんかはぐらかされた気分
やっぱいろいろあって時間が足りなかったんかね?
フィクションでいいから知りたかった
生存説は昔からあるな
だからこそのヒーローなんだろうけど
あっけなく落ち武者狩りの竹槍で死ぬものまた戦国、また人間ドラマなのに
本能寺で勝ち逃げはズルいw
毛利元就の最終回の意味不明さより遥かにマシ
最終回よかった
泣いたわ
歴代最高の本能寺の変だったと思う
山崎の合戦からの後日談もあったし
麒麟の伏線の回収もできてたんじゃね
いろは太夫と駒ちゃんは
最後にいい味を出してた
大満足
これをやらないって、全くあり得ない
何の為にこの「麒麟がくる」って長々とやったんだ
理想の世界を作る、あと一歩まで来て挫折する男の焦り、儚く散った光秀の夢
これが見たかったんだが
全く。主役信長なら本能寺終わりだけど、あくまで光秀なのよね。秀吉や藤孝や順慶や
その他織田系武将の山崎までの動きはけっこう苦いけど美味しい肝の所w
天海の光秀説の根拠は秀満にも当てはまる。
スピンオフをやるなら間宮祥太朗主演で「麒麟を呼んだ男」
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